長岡バイオエコノミーシンポジウム2022 参加レポ①

2月24日アオーレ長岡にて「長岡バイオエコノミーシンポジウム2022」が開催されました。前々から見えない世界に住んでいる微生物の存在が気になって気になって、勝手に『麹菌缶バッチ』なんてものを作ってイベントで販売していたりしていた私です。これはいくしかないじゃないか。。!と、お店を臨時休業にして参加して来ました。

【バイオエコノミー】って最近よく聞くけれど、ぼんやりとしかわかっていおらず。
しっかり調べてみると 、《生物資源やバイオテクノロジーを活用して、地球規模の問題を解決し地球環境を守りながら持続的な経済成長を実現する概念》っていう感じです。そんなこと出来たらいいけど、何やってもゴミは出るしCO2出るしどないすんねんって思いながら参加しましたが、結果的に目からウロコがポロポロポローーンでした。


まずは、長岡でバイオエコノミーの取り組みがたくさん行われていたこと。
○魚の養殖と野菜の栽培を一緒に行い、バクテリアの力を活用する循環型農業『アクアポニックス』
魚を養殖→魚の排泄物→バクテリアが植物の栄養素に分解→野菜が育つ→野菜が水を浄化→最初に戻る
○Nサイクルプロジェクト
お米の栽培→米菓製造→洗米液→微生物の力を利用した環境に優しい有用微生物発酵液の生成→堆肥製造→最初に戻る
などなど、従来なら環境に負荷がかかる廃棄物になるものを活用して生産物の付加価値まで高められるなんてスゴーーーーーと思うものばかりでした。

シンポジウムは、お昼の13時から17時半までバイオエコノミーについての講演をガッツリ聞く内容で、私は特に東京大学大学院農学生命科学研究科教授(口に出したら絶対噛む。。)五十嵐先生のお話がすごく面白かったです。

気候変動とはよく言われているけれど、その先には『気候危機』、そのまた先には『気候崩壊』が待っていて『気候崩壊』したらもう逆戻りは出来ないんだそう。それを防ぐ為に『今までの生活水準を落とさずに気候変動を食い止める事が必要』で、その為に【バイオエコノミー】や【サーキュラーエコノミー】が重要なんだそうです。

なんか新しい言葉出てきた・・!!
【サーキュラーエコノミー】とは。。和訳すると『循環経済』。製品、素材、資源の価値を可能な限り長く保全、維持し、廃棄物の発生を最小限化する経済システム。(引用 Wikipedia)
ほほぅ。なるほど。
講演中は知らない横文字が沢山出てきてその度にググって頑張ってついて行ってました。


五十嵐先生の『ヘッドフォンを微生物や菌の力で作る』という研究がすごく面白くて。微生物が作った蜘蛛の糸(!?)を素材に使用したり、耳の部分のスポンジはカビの菌糸(!?)から作ったり。。このヘッドフォンは、そこら辺に落としてしまっても1年足らずで分解されてしまうんだって。もし販売されたら2個買って、1個は自分で使ってもう1個は庭に落として分解される様子を見てみたいです^^。

こういった研究を、社会とどう繋いでサークル(循環)にしていくのかが大事だそうです。

学生の時にこのお話を聞いていたら、絶対科学者研究者になりたかったよなーと思いながら、是非長岡の若い人たちにも聞いて欲しいなぁと思いました。

欧米ではこういった分野の教育が進んでいて、日本はやっと最近SDGsが取り上げられてきたくらい。私も長岡野菜の絵本読み聞かせで小学校に行かせてもらったりしているので、絵本を使って子供たちにもこういうお話が出来ないかなぁと思いました。蜘蛛の糸でモノを作るなんて、キラキラ驚く子供達の顔が浮かんでニヤニヤしてしまうぅ。(娘に話したら、スゴいけどちょっと気持ち悪い、と言われました。。笑)

普段の生活の中でも、夕飯1食作るだけでレジ袋一杯になるくらいのプラゴミが出ることに違和感を感じてはいて、これどうやったら減るの?とか思っていたので、飲食店としてサービスを提供する側としてできることから取り組んでみたり、一個人の消費者として当たり前の生活を見直してみるとか、長岡の子供たちに関わらせてもらっている立場として子供たちに伝えるツールを作ってみるとか、できることは沢山あるなと思いました。

脱炭素は調べれば調べるほど情報が沢山出てきて、ちょっとワケわかんなくなったり、なんか利害絡んでるなぁとか感じるところもあったりはするけれど、コツコツ出来る事をやって地球も植物も動物も微生物も人間も気持ちよく過ごせるようになるならオールOKですね!きっと。

シンポジウムの様子は、アーカイブが配信されるそうなので、配信されたら是非見てみて下さい。

長岡バイオコミュニティHP
https://nagaoka-biocommunity.jp/

ということで、次はちとせグループさんの『千年農業』のお話も面白かったのでレポ作りたいと思います^^。では。

【追記】とりあえず、仮面ライダーのベルトとプリキュアグッズとシルバニアとトミカプラレールをバイオ技術で作れたら、子育て世帯からのゴミはだいぶ減るんじゃないかと思いました。(あれらはプラゴミにすら出せない。。)

わだ えつこ

ながーい新潟の、まんなかあたりにある長岡市。その長岡で、昔から食べられてきた郷土野菜の『長岡野菜』を通して、長岡の野菜を、農業を地元の子供達にもっともっと好きになってもらいたい。そんな想いで絵本をつくる、ささやかな創作活動です🍀

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